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バレンタインデー・キック

作: Metatron

バレンタイン。
私にはどうでもいい日。
予想外の人からいくつか貰った。

元々、バレンタインとかクリスマスとか、
そういう類の行事が好きではない。
昔『第二次モテ期』の頃が一番鬱陶しかった。
職場の女性陣全員から一斉に渡され、
強引に受け取らされた。
お返しに、とホワイトデーに使った金額は、
確か3万円くらいだったか。
馬鹿馬鹿しい。


当然のことながら先日のバレンタイン、
私の記憶から抹消されていた。
由加里が来て、チョコを貰うまでは本気で忘れていた。
行事が嫌いとはいえ、突然の頂き物は嬉しい。
有り難く頂戴した。
受け取った箱はそこそこ大きなモノだった。
ラッピングもそれなりに凝ったモノ。
彼女の目の前で開けてみた。

手のひらサイズで『お義理』と大きな三文字。
チョコは見るからに手作り。
・・・。
「これ、どういう気持ちで受け取ればいい?」
由加里に尋ねた。


時計は13時前。
一緒に外食する事にした。
本当は彼女の両親から
"夕食一緒にどう?"
と誘われたのだが、
恥ずかしいので断った。
変に誤解されても困る、
という気持ちがあったのも、
断った理由のひとつだった。

レストランへ。
彼女はラザニアとコーヒー。
私は胃の調子を考えてミルクティーのみ。
コーヒーを飲みたかったのだが、
オーダーの際に由加里によって押し切られた。
このレストランはウエイトレスの制服が見物だ。
タイトでミニのスカート。
メチャかわいいのだ。
由加里の話には耳を傾けず、
ウエイトレスばかり見ていた。

「ちょっと!人が話してるのに!ちゃんと聞きいて!」
テーブルの下から両足でキックを食らった。
話の内容など聴いていなかったし、
話をされてることすら知らなかった。

にしても。
そもそもなんでこんなおっさんに。
腐れ縁とは言え、
もういい加減止めたら?

由加里ももう28歳。
いい加減彼氏見つけて結婚しろよ。
「私の勝手。誰に何をしようと誰を好きになろうと私の自由」
ふーん、とカラ返事をして、
慣れないミルクティーをくちにした。

※この詩(ポエム)"バレンタインデー・キック"の著作権はMetatronさんに属します。

作者 Metatron さんのコメント

由加里キック

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この詩(ポエム)へのコメント (3件)

おすぎ子

5日前 ('17年2月17日 05:06)

この詩(ポエム)を評価しました:おもしろい

強がりな由加里さん(*^^*)w

Metatron

5日前 ('17年2月17日 14:03)

おすぎ子さん、こんにちは。

彼女が女子高生の頃に知り合ったのですが、昔から頑固者で・・・。

おすぎ子

5日前 ('17年2月18日 03:10)

と、いうことは、、、
芯がある由加里さんなのでしょうね(^-^)

似た者同士、、、!?かなっ(*^^*)

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