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詩(ポエム)

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蒼空鏡

作: 空箱

雲の無いそれは
青の色水を注ぐかの様に
私と 街と 貴方との隙間を
隅の端まで満たしている

その 何も無い遠くの屋根の上
焦点を合わせるでもなく眺めれば
同じ刻に 視線を上げた貴方と
目が合うのかも知れなかった

手の甲が触れ合う距離で
遥かを横切る白い線や 意味に瞬く光の点に
伸ばす人差し指の揃うことはもう無く
それらの名を忘れたかのように黙す今

それでも 此の青は
街に
貴方に
私に
過去に
現在にも
未来にすらも
在った

貴方が見上げていた先の色を
最初から最後まで訊かずにいた
私は恐れずに心から願う 声にして
「これからも ずっと 青く 青く 澄むよう」

弧を描く日輪は
人工物の陰に芽吹く命にも届き
高く重なる白雲は
翼無きものにも 果ての無きを教える

それが 貴方の望みと同じものであると
私は恐れずに心から喩う
それが私の望みと同じものでもあると
遂に定まった今にして


ふとした時 見上げて欲しい
一面の曇りとしても 雨降る夜としても
私たちが既に知っている通りに
空は 如何なる時も青く在るから

終に送りたかった祈り
それだけは確かに真だったのだと 今
一人黙し 捧ぐ

※この詩(ポエム)"蒼空鏡"の著作権は空箱さんに属します。

作者 空箱 さんのコメント

私の空は藍色でした。日の沈みかけた昏い色の。
それでも、青い空を望んでいたんですね。私も、きっと貴方も。

さようならの前に送る、ありがとう。
穏やかに移ろう色の温もりは
しまう指先をほのかに温めています。

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感動 1
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この詩(ポエム)へのコメント (2件)

__

'18年1月18日 19:12

この詩(ポエム)を評価しました:感動

空箱 さん
 あけましておめでとうございます
そして
 寒中御見舞い申し上げます

>雲の無いそれは
>青の色水を注ぐかの様に
>私と 街と 貴方との隙間を
>隅の端まで満たしている

>弧を描く日輪は
>人工物の陰に芽吹く命にも届き
>高く重なる白雲は
>翼無きものにも 果ての無きを教える

>それが 貴方の望みと同じものであると
>私は恐れずに心から喩う
> それが私の望みと同じものでもあると
>「これからも ずっと 青く 青く 澄むよう」

>ふとした時 見上げて欲しい
>一面の曇りとしても 雨降る夜としても
>私たちが既に知っている通りに
>空は 如何なる時も青く在るから

>終に送りたかった祈り
>それだけは確かに真だったのだと 今
>一人黙し 捧ぐ

詩を拝読しただただ言葉では言い表せない心を感じました。
それはどこまでも深く温かく優しく祈る心で包まれていって…

とても感動の詩でした。

そして作者ご自身のコメントにも感動でした。

今年一年が蒼空鏡のような優しくて暖かな一年になりますよう
お祈り申し上げます。

そしてふつつかですが本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

空箱

'18年1月22日 02:28

>むーさん

新年のご挨拶、ありがとうございます。
お陰様で今年もここ(みんなのjp)で息ができております。

詩の心を汲んでくださり、誠にありがとうございます。
言葉にできない想いを描こうとしてみましたが、
それに感動を頂けたこと、有難さと喜びしかありません……
重ねて、お礼を申し上げます。

今年も私なりに精進してまいります。
こちらこそ、何卒よろしくお願い致します^^*

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