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あの日のホーム

作: 青空のゆくえ

遠き若き日ボクはこのホームから旅立った
辛酸に埋もれた故郷(くに)を捨て
車窓に流れる生まれ育った街を横目にボクは
二度とこの地を踏まぬ決意を胸に旅を始めた

新たなる地はボクに夢と希望を与えてくれる…
はずだった
しかし待っていたのは冷たい現実…
偽り、裏切り、駆け引き、媚びへつらい、不条理な辛酸、失恋、孤独…
あの日夢見た希望は失望から絶望へと変わり
ボクの心は挫折感と虚しさに次第に支配されていった
やがてボクは自己嫌悪に陥り
自らの運命とこの街を呪い始めた
そしてボクの心は崩壊し、追われるように故郷に戻った
二度と帰らぬと誓ったこの場所に…

あれから幾つもの季節が流れた

故郷(ここ)で待っていたのもあの街と同じ冷たい現実…
日々の暮らしに疲れはてたボクは
今あの日と同じホームに立っている
頭に白いものが混じり、あの日より小さく弱くなったボクがそこにいる

「ボクがボクであるかぎり、きっと同じ事の繰り返し…」
今にして思えば、ボクは心のどこかで分かって
いながら、気付かぬ振りをして列車に乗り込んだ
のかもしれない

伸びた二本のレールはボクを何処へ導くのか
人生の折り返し点を過ぎた自分には
二本のレールが交わる場所は案外近いのかもしれない
ボクの人生は負けの人生だった…
でも終着駅のホームにはささやかな笑みを浮かべて降り立ちたい

※この詩(ポエム)"あの日のホーム"の著作権は青空のゆくえさんに属します。

作者 青空のゆくえ さんのコメント

たまたま訪れた駅のホーム。
そこは、初めて故郷を離れ遠い街へひとり旅立ったホームでした。
あれから長い年月を経て見るホームで感じた切なさを詩に託して見ました

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