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作:
槻
真っ暗な…
酷く醜い大きな穴
薄く肌寒い
穴の先
人はここで
何を吐き捨て
何を暗闇に捧げたんだろう
手を伸ばせば
吸い込まれるような
勢いある風が吹き荒れる
ひどく冷たく
痛さがある…
穴の淵に
しがみ付くので
精一杯
嫌な感じが私を覆う
おいでおいで
楽になりなよ…
幻聴…?
幻覚までが私を狂わし
犯し始める
い…嫌だ…助けて
その微かな言葉さえ
震えて口にできない感覚で
ゆっくり…
するりと私は穴に落ちた
ゆっくりと…
刻々と流れる時間が
妙に痛々しく感じる
涙すら過らない…
私はもう…蝕まれてしまったの…?
奥には何があって…
誰が待ってるの…
私の目に飛び込んできた光景を
脳裏に宿す間もなく
私はこの世を去った…
なんだ…死んだのか
殺されたの…?
私自ら命を絶ったの…?
それは分からない
でも…
見つめちゃいけない誰かが
そこに立っていた…
やんわりにっこり笑顔を見せて
こっちをじっと見つめてた
誰か小さな女の子がそこには立っていた
死ぬって…
自分を失うって…
存在が消え行くことって…
こんなにも早いものなの…?
生きるのは…
成長するのは…
愛を育むのは…こんなにも長くて
いっぱいいっぱいあるけど
死ぬのはたった『ちょっと』だね…
ほんの一度の数秒間…
そんなの…
そんなの
つまんない…
そんなとき
また誰かが穴に迷い込んできた
次は私なんだよね…
私の中の知らない誰かが
私を勝手に動かすの…
淡く囁くように心で指示をして
私は足を踏み出すの…
魅惑の女の子とは笑顔で交わして
手を叩いて交代だ
そのまま笑って消えていく女の子
彼女の冷たい眼が
何だか妙に優しくて
安心できた…
私も上手く殺らないと
分からないばかりじゃ
ダメなんだ…
いまの自分は
自分じゃないけど
これはこれで楽しくて
心地良い
私は心も奪われた
それでも幸せは感じてる
ゆっくり…
そっと殺っちゃうの…!!
痛みも感じず
死んだことすら気付かない…
すべてを悟ったときには
もうあの世…
あはっ…
あの子みたいに笑えるかしら
可笑しくないのに笑みが
毀れる…
あはははははははは…♪
さあ…おいで
私のもとに飛んで来い…
優しくそっと抱きしめて
私の手で送るから…
私の愛で
葬って…
あなたをあっちに逝かすから
私の元へ…
さあ…おいで…
※この詩(ポエム)"BLACK GIRL"の著作権は槻さんに属します。
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作者
槻 さんのコメント
ホラーチックに書いてみました。若干、雰囲気的に
『闇と蛇と哀れな少年』と被るかもしれないですね~w
まぁ自分的には、そこそこ気に入ってる詩です