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作:
fino
あなたがいるのが当たり前だと思っていたあの頃。
あなたの最後が近いことは知っていた
なのに、あなたの姿を見ていると
あなたは、いつまでも私の傍にいてくれるような気がした
長い間、一緒だったからなのか
あなたが、いなくなった日常を私は想像できなかった
だから、私はあなたの時間が減っていくことに何も感じなかった
あなたの最後を聞くときまで
あなたから離れてしまったのは私。
あなたがいた時はうるさいと思っていた私。
一時は、あなたのことなんて忘れていた私。
でも、あなたが、いなくなった。
呆然
という、言葉が初めて理解できた。
何を言えばいいのかわからず
ただただ、遠くの山を見ていた
出てくるのは、涙だけ
それをこらえようとしている私の声だけだった
あなたがいなくなってから、
家に初めて帰ったとき
いつもならあなたは玄関にきてくれた
車の音でなのか、勘なのかはわからないけど・・・
今日は、いない。
そんなことはわかっている
でも、わたしは扉を開けた数秒後まで
「今日もあなたはそこにいる 来てくれる」
と心の隅で思っていた
扉を開けた瞬間
あなたの姿を見た気がした
あなたの声を聞いた気がした
誰もいないその場所に
ただ、空っぽのその場所に
今あなたは、土の中にいる
あなたの前に立つと今でも涙が出てくる
あなたの姿を思い出す
あなたの名を呼ぶと
猫背で目つきの悪いその目を
私にに向けるのが
たまらなく愛おしかった
すべてが変わってしまったこの世界に
一つだけ変わらないことがあった
あなたと一緒にいたときは
横に寄り添っていたときは時間を忘れられた
それだけは今でも同じだった
あなたの前に座って目を閉じて
あなたとの思い出を考えているときは
あのときと同じだった
あなたを失って始めて気づいた
あなたの声が聞きたい
うるさいと思ったあの声を
今なら、ずっと聞いていたい
私の最後のその時まで
あなたといっしょに生きていたい
叶うはずの無い願いを今日も私は・・・
※この詩(ポエム)"*叶うはずの無い願い*"の著作権はfinoさんに属します。
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かわいい誰かを愛おしく思っていたのが詩から伝わりました。
言葉が溢れてくるのは、もしかしたらあなたの猫がそうさせたのかもしれません。
旅は道づれ世は情け、だけどもそれは別れが来るまで。
一緒に過ごしてきた猫もまた空間を作っていた友達だったのだと思います。
いなくなった時は同時に猫から出されている”存在感”もなくなるのです。
代わりに埋めてくれる空間は一体何なんでしょうか?
コメントありがとうございます。
埋めてくれる空間・・・ですか。
もしかしたら、それを埋めたいから言葉がでてくるのかも知れません。
たぶん、一生生まれることはないのかも知れませんが、
いつしかそれに慣れてしまう自分がいるのだろうと思うと寂しいです。
今思えば、私が生まれてから今まで離れたことがなかったので、友達よりも兄弟といった感じだったのかなぁ
そういうことも、いなくなって初めて気づくのですね。
※ここでは2012年2月6日のデイリー表示回数ランキングを表示しています。
作者
fino さんのコメント
ずっと一緒だった猫が遠くへ行ってしまった。
なんか言葉があふれてくるから、
よくわからない感じになってしまいました。