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作:
朱璃
どうか君が僕を覚えない様にと祈りながら
鏡面に君を作っている
よく似せた虚像
向こうに手は届くだろうか
触れる寸前で止め 繰り返す
呼吸は、無い
秒刻みで沈んでいく目の前の橙 そして藍
幾つものイメージが
フレーズが
震えて崩れていく
灰色のビルの群
鏡を挟んだ彼方
上
か
ら
下
か
ら
左から右から
壊れていく
無色の中から君が僕を視た
笑うように壊れて
其の感情が欲しくなったよ
触れる寸前で止め 振り下ろした
君は粉々に砕けた
形容する全てを失ったなら
新しい言葉で迎えよう
だからどうか君は僕を覚えないで
全てをやり直すそんな世界に
前の僕は必要無い
君が必要
良く似せた虚像
夜明け 朝焼けの紫に掻き抱かれて
今廃ビルの屋上
世界が在って
亡い。
君が泣いている
何もない鏡面世界を見て泣いている
其の感情を得た僕は壊れたように笑う
嗚呼 世界はこんなにも綺麗だ
※この詩(ポエム)"世界ヲ呼ブ"の著作権は朱璃さんに属します。
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※ここでは2012年2月6日のデイリー表示回数ランキングを表示しています。
作者
朱璃 さんのコメント
亡(な)い
廃ビルの屋上から見る夜明けにかすかな憧れを抱いて。