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季節の芳香

作: 平川綾真智


冬ごもりしていた陽気が空で
光を伸ばし 空気を甘く焼きあげる。
枯れていた景色から
新しい春が芽吹きだし
私の中には不安が芽吹く

帰路、少し曲がったこの道に
これからの時間が重なって
一歩一歩が至極怖く
踏みしめる度に汗だくになる。
怖さを無くす幸せへと
向ける視線は
汗臭さに揺れる溜め息の上
見事に泳いだ

帰り着いた部屋の中、
私は風呂のシャワーへと逃げる。
満ちる湯気に溜め息は見えなく
ボディーソープに垢を落とすと
臭さは心地よい芳香となり
なんだ こんな簡単なことか
不安は擦れば落ちるんだ
身体を拭きながら取り出した
冷えたビールの至福の感触
炭酸が全てをはじき
不安の時は泡に消え去り
感極まって思わず漏れる言葉
―プハー!
ああ そうか。
幸せって、
ビールのことか

夜に覆われた空が
窓から至福の私を覗く
視界から消え去る陽気
しかし
空気の焼かれた 甘い香りは残り続ける。
これからの時間が重なっている
少し曲がった帰路
真っ直ぐでは寂しかったと笑みが漏れ
幸せを飲み干す今
一歩一歩を迷わず踏みしめていくであろう
楽しんでいる私が怖い。
冬ごもりしていた
陽気が芽吹かせたこの春に
不安と汗が彷徨する
季節の芳香
覆われた夜に残る甘さへと
深く空気を吸い込んでみる

※この詩(ポエム)"季節の芳香"の著作権は平川綾真智さんに属します。

作者 平川綾真智 さんのコメント

はじめまして。よろしくお願いします。

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この詩(ポエム)へのコメント (5件)

管理人ゴン太

'06年7月25日 23:44

平川さん、はじめまして。当サイト管理人のゴン太です。言葉を交わすのはこれが初めてですね。私にとって或いは平川さんにとっては、初めましてじゃないような気もします。文学極道での各人のやり取りを見ていて、私にとってもっとも気になる人物のひとりとして平川さんがいました。

私にとってそういう存在の方が当サイトへいらしてくださったことに、歓喜と戸惑いと、なんとも言葉で言い表せないような不思議な感覚があります。詩に対してのレスに不適切だとは承知ですが、、、今も私は「詩」は何、言葉とは何か。暗闇の中ライトをつけずに走る車のような状態にあります。迷走してるんですよ。パソコンの前で作業していても音楽を聴いていても仕事していても、終日、詩・歌詞・言葉・音楽・コミュニティサイト、それぞれの在り方について悩んでいます。

変な前置きが長くなってしまいました、恐れ多いのですが私なりのコメントを残します。風景を描写するような表現が目立つのですが、私の想像力が足りないのか作品の想像させる力が足りないのか、それとも、はじめからそんなことは意図していないのか、私にはスクリーンできませんでした。それぞれの単語を、一度、意識の中にインプットしてそれから組み立ててやっと理解できた感がします。また、なぜ題名が「季節の芳香」なのかもわかりません。私が風景の描写ができていないことに由来していると思うのですが、「季節の」はいらなかったんじゃないかと思えてしまいます。無理矢理、季節の言葉をいれているだけのように見えるんです。

私の目に一番とまったのは、

> ―プハー!
> ああ そうか。
> 幸せって、
> ビールのことか

↑これです。単純にこの表現が好きです。私がビールが好きだというだけの理由です。ビールはホント幸せですもん、あの喉ごしはいいものも悪いものも一度私の体内から隠してしまいますもん(笑) ただ、これもどうして入れる必要があったのか、まだ理解できずにいます。これが詩を読むということなのでしょうか。はっきりと「お前が悪い!」と言えない私がもどかしいです。とても悔しいです。葛藤です。私は負けず嫌いな人間なので、正面からバトルできるくらいに詩を読む力を養いたいです。どうぞ、今回の私の発言はこの辺で勘弁してください。これでも、非常に時間をかけてレスしているんんです。もっとマシな批判ができるようになりたい、詩を読む者としてモラトリアムな管理人ゴン太でした。どうぞ、今後も私とこのサイトの成長とお付き合いください。

桃象

'06年7月26日 00:18

こんばんは。初めまして。

初めまして。Acaliと申します。
こちらこそ、宜しくお願い致します。

1日の時間軸があって、最初の戸惑い・不安から、最後一つの答えを見出していく。その全体が印象に残りました。
自分に纏わり付く汚れを落とした後の、ビール。そこでは、新しい季節による新しい風が吹きぬけるように感じました。
その反面、甘い香りには、濃厚さを感じます。
それによって、私には春か夏かが、読んでいて混在してしまいました。

ココで、今までと違う新しい詩の形を見れた気がして、また一つ勉強になりました。

平川綾真智

'06年7月26日 01:16

平川綾真智

批評ありがとうございます。

ゴン太さんへ。
季節を入れたのは、あるのビールを導くためです。
風景を想像させられなかったのは、筆力不足です。
精進していきます。
ビールは主題です。主題なので、入れなければなりませんでした。
流れから外れているとも思っていません。
が、引き込めなかったようなので、残念です。

追記:
ゴン太さんの作評を極道に入れてきました。

Acaliさんへ。
はじめまして。
読み込んでくださり嬉しいです。ありがとうございます。
この作品は、春の火照りに飲むしかなかったビールの幸せを描いたつもりです。
伝わりにくかったですかね。すみません。

新鮮な気持ちで投稿できました。
今後に役立てていけそうです。
批評、ありがとうございました。


'08年9月23日 21:16

巧いね

でも、それ以上なんの感想も思い浮かばない

      

'10年8月10日 01:15

この詩(ポエム)を評価しました:感動

初めまして。ヒグラシと申します。
あなたの作品にたどり着けて、良かったと思います。

一日の切り取りが、とても新鮮で、身近に感じて
まるで友人の日記を見ているようでした。
なんでもないような事のなかにも
目を留めてしまう言葉の端々が素敵で、見とれてしまいました。

ビールの部分も
ふっ。と微笑んでしまいました。
それも、何気ない日常の一つで、幸せなのかな。そんな風に感じました

>なんだ こんな簡単なことか
不安は擦れば落ちるんだ

>少し曲がった帰路
真っ直ぐでは寂しかったと笑みが漏れ
幸せを飲み干す今
一歩一歩を迷わず踏みしめていくであろう
楽しんでいる私が怖い。

ここに目がとまりました。
上のは、単なる呟きなのでしょうが、とても大きな一言だなとおもいます。なんでもない日常の断片でこんなことを思いついてしまうのは、すごいことだと思いました。
下のは、「真っ直ぐでは寂しかったと笑みが漏れ」このフレーズがたまりませんでした。鳥肌が立ちました。切なくも感じ、けど、僕も同じように微笑んでしまうような、引き込まれました。

なんでしょう、もっと、平川さんの詩がみたいと
ずうずうしく、コメントしてみました。

それでは。

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