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詩(ポエム)

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聖なる夜に私は唄う、誰しもそれに気がつかない。

作: DN


私は唄う。

白いドレスに幾千の星のような輝く石を縫い付けて。

私は唄う。

少し遠くに瞳を置いて、白い鼻筋を、スポットライトに光れせて。

私は唄う。

何か唯一、この世でただ一つ、正しく、美しい、

そんな世界を見つめているように。

私は唄う。

暗い客席の、幾色の涙に耐えながら。

私は唄う。

与えられた旋律と共に。

誰しも、私の涙には気づかない。

誰しも、私の涙の色など見ていない。

誰しも、私の涙の意味を知りえない。

白いドレスからダイヤがひとつ転がり落ちる。

誰しも、それに気がつかない。

誰しも、私を見つめているはずなのに。

誰しも、その輝きの美しさを知っているのに。

私の唄の先に幾色の涙が流れる。

暗い客席の涙は、私の見つめる先を求めている。

暗い客席の涙は、私のドレスの先に、純白の羽毛を期待している。

私は唄う。

暗い客席の幾色の涙に耐えながら。

私は唄う。

暗い暗い客席の、ただ一点を見つめて。



※この詩(ポエム)"聖なる夜に私は唄う、誰しもそれに気がつかない。"の著作権はDNさんに属します。

作者 DN さんのコメント

サークルからの派生〜。

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この詩(ポエム)へのコメント (5件)

merongree

'11年12月6日 20:40

この詩(ポエム)を評価しました:綺麗

結晶的なポエムだね!何かの結晶のように見えるのだけれど、透明だったり白だったりして、それが現実ではどんな血肉を持ってこの世に履歴を残しているかというのは秘密のヴェールに包まれているという感じがしました。

今回は「罪」と「天使」というテーマのかけあわせということでしたね。観客と舞台に立っている天使との間には、齟齬というか見ているものが一致していないというギャップがあるように感じられたのですが、罪は天使が持っているものなのかな??それともそれに気づかない観客の方に罪があるのかな??どちらにも取れるように感じられ、その先がどうなるかが気になる感じがしました。

色彩的なイメージは、白VS様々な という展開がされているように思いました。純白というものだけは出て来るけれど、それ以外は幾多の、という風に伏せられていて色彩的なコントラストが造られていて、白というのが純粋さを象徴していて、天使VS衆生というコントラストの暗示のように見えました。

ただリクエストとしては、結晶的なものをみて「ああこれは結晶だ」って言う風に読み手がはっとするには、自分でも共感するためのとっかかりになるようなもう少し世俗的なものをちらっとのぞかせてもらえると、真理の可愛い尻尾をつかませて貰える感じでもっと読者がくいついていけるようになるのではないかと思い(私個人が世俗的なものが大好きすぎるというのもあるんですけれどね笑)、結晶としての仕上がりはそのままに何かぼろっとしたものを出してくれたらもっと美味しい詩になる感じがしました!まあ最後のは個人的なリクエストですが!でもそこだけスポットライトが当たっているような、ウエディングドレスのような世俗を超越した抽象的な美しさを備えている詩だなあと感じました。

DN

'11年12月6日 22:03

これは迷ったね。色々肉付けしたあとに削って削ってここに落ち着いた感じかな。今回のテーマは「天使」と「罪」。定義がなんとも曖昧。

まず「天使」いや、エンジェルとくると、今の時代パッと浮かぶそのイメージは純白、無垢、あくまでも美しい存在。そんな感じ。美少女のように柔らかくてふわりとして美しく羽を持つ。

しかし、宗教的に「天使」、いや、み使い、精霊、は神に従順な使いであり、人間よりも能力、知性をもつものであり、姿の定義も様々。

その天使は神の言葉を人間へ伝える。(それだけが仕事ではないけど)ただし、神が人間へ与えるものは救いだけではないんだ。

彼らが知りえているものの中には「罪」というものもあるんだ。
それを知り得なければ人間より上なはずがない。天使は罪を知っている。罪を知るとはどういう事か。それを知る事は辛く苦しい。

罪という概念すらわからぬものは、実は一番の幸せな存在なものなのではないか。

まさに純真無垢な世間的なイメージのエンジェル。

そこで、舞台上の彼女は天使なのだろうか、ただの人間なのだろうか。
観客の涙は彼女に純白を期待している。

彼女は罪というものこれまでに知り得る機会のあった存在なのか。
天使なのならば、全ての罪を理解し、その重責に彼女は耐えられるのだろうか。それとも天使に近いただの人間なのだろうか。その彼女が純白の期待の涙に果たして耐えられるのだろうか。

そもそも、「天使」、「罪」その定義は人間の作り上げた期待。
何時の間にか誰しも純白の天使に期待を寄せるという詩w

後でコメント訂正、追加するかもしれないけど、こんな感じ。




DN

'11年12月6日 22:22

そうそう、うえのうちのコメントから、この詩には世俗的なものより、純白で美しい形におさえることが必要だと思ったんだった。

merongree

'11年12月10日 02:04

>今回のテーマは「天使」と「罪」。定義がなんとも曖昧。
まじで!!なんか光の三原色みたいなものになっちまったなと思ったよww
てかニッカさんはなんか凄く分かって書いてる感じがしたよー。

>彼らが知りえているものの中には「罪」というものもあるんだ。
それを知り得なければ人間より上なはずがない
まじで!!この発想私にはなかった…そうか、、でも確かに、罪というものを知っていないと、俯瞰的に見られないよねえ。確かにそうだなあーと言われてみて感じた!!

>そこで、舞台上の彼女は天使なのだろうか、ただの人間なのだろうか。
観客の涙は彼女に純白を期待している。
あ、なんかねえ…いまフィギュアスケーターの自伝読んでるんだけれどすごく何かこの詩にうたわれている天使と、彼らが演じなくちゃいけない姿が重なって来る感じがした。フィギュアってジャッジが勝利者を決める教義だから、写真判定とかで決まるものじゃなくて評価されるために守らなきゃいけないルールみたいなものがうるさいみたいなんだけれど、「ケーキの上の砂糖菓子の男の子みたいな消毒された清潔なイメージを見せないといけない」と言ってるひとがいてなるほどそういう事が期待されてしまっているのかあと思ったりした。

てかそういうことの選手でもあるのか、って。単にジャンプがどれだけ、スピンがどれだけ、っていうアスリートな部分だけでなく観客およびジャッジへのアピールによって勝利者になることの選手でもあるのか…ってそういう苦しみがまた彼らを人間じゃないみたいに美しくみせてしまうのかなあと思った。スパンコールのついた衣装をきて、白いリンクの上に立って、朝起きて身体が痛くないことなんかないとか言うぐらいに身体や関節を酷使して注射何本も足にうって麻痺させながら片足でジャンプして、笑顔で手を振るっていう彼ら選手はなんか、この詩の天使の姿をみてちょうど自分のなかでかぶってきたんだよね。。しかも五輪で失敗したりすると「肉体的に傷つけてやる」みたいな脅迫メールみたいなの沢山来るんだって。観客が彼ら天使に期待するもの、をなんかニッカさんがこの詩のなかで捉えてくれているような感じが勝手にだけどしました。

そして世俗的に関してだけれど、ただスタイルのためもあるんだろうけれど、たとえていうなら聖書の目次みたいなシンプルさを感じたんだよ。私のような世俗まんまんの人間だと、このページの1ページでもいいから何でその感情に至ったのか?!みたいな過程のところを眺めたい。既にもうニッカさんのなかで理解されていることで、形になっていることだからシンプルに整理されているのだろうけれど、整理する過程のところに巻きこんでくれる詩も次に期待したいです!

DN

'11年12月16日 02:23

聖書の目次!!あぁ、そうそうそこなんだよね。なんかね、ここから読み取ってよ!!!みたいな欲が強くてね、そういう読み取るポイント、ポイントを入れられる作品を目指してるんだよねぇ〜。でもそこがすっごく今甘いんだよねぇ〜。やっぱり説明書なしでは操作できない得体の知れない機械みたいなんだよね。しかもなんかSOMYとか、Parasonicとか微妙~なロゴ付の(笑)
うん。整理する過程のところに巻き込んでいくポイントづくり。そのスタイルちょっと目指そうかな。

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